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 気さくな好漢、ショウエイとの出会い。
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故郷を離れ、スカイリムを旅すると決めて土を踏み、大分経った。
長時間の行脚の末、私は久しぶりにホワイトランを訪れた。
寒暖の差が激しく、街道で追い剥ぎが跋扈するスカイリムの旅では、
こういった壁に囲まれた街に入るだけでとても安心する。

私は予備の矢を購入しようと思い、宿を取る前に『酔いどれハンツマン』へと足を向けた。
するとそこには、以前は居なかったであろう一人の男性が佇んでいた。

剛毅な顔立ちに男らしい太い眉、そして強靭な筋肉が鎧の下で唸っているかのようだ。
彼は私に気が付くと、野獣の如き第一印象を覆す朗らかな笑みを浮かべ、
 「やあ、初めまして友よ! 長旅をしてきて疲れたって言う顔だな。もし良かったら一杯どうだい? もちろん俺の奢りさ」
と親しげに話しかけてきたではないか。
ScreenShot53


私はその言葉に有難く甘える事にし、彼と共に『バナード・メア』へと向かう。


ScreenShot54

『ショウエイ』と名乗った彼は、私に旅の話を聞かせるよう求めた。
琥珀の瞳のドラゴンの話や、各地に蠢く吸血鬼。ソルスセイムの灰の色。
私が語る全てにショウエイは身を乗り出し、少年の様に瞳を輝かせ、聞き入る。

ScreenShot59

私はショウエイに、『あなたも冒険者になったらどうか』 と尋ねてみたが、その言葉と同時に彼は寂しそうに視線を落とし、
 「今はまだホワイトランを離れられない」
と、一言だけ呟いた。
その言葉に込められた物静かな懊悩に、私はこれ以上の言及は出来なかった。

ScreenShot63

場の空気を壊してしまったお詫びと言うには忍びないが、私は己のリュートを用いてショウエイの為に一曲披露すると、すぐに彼は破顔しリュートの音に合わせて手を叩いて答えてくれた。
私達は飲み、食い、そして歌い、それはまるで十年の知己のような楽しい夜を過ごしたのだった。


  ――――


二日後。
私は旅の支度を整え、ホワイトランを発つ事にした。
朝日の差す街の中、ショウエイはうっすらその瞳に涙を浮かべながら、
 「また会おう、友よ! 神のご加護があらん事を!」
と、実に清々しく爽やかな別れの挨拶をしてくれた。
ScreenShot67




少年の様な情熱的な心と、乙女のようなセンチメンタルな面を備える好漢、
ショウエイ。

彼が冒険者としてスカイリムを駆け回るのは、そう遠くないだろう。

ScreenShot68


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